突然ですが、みなさん和菓子はお好きですか?
私は「なんだかすごく疲れたなぁ〜」と感じたら、かならず食べたくなります。
今回は、台東区のもっとも南東の柳橋エリアにある梅花亭さんをご紹介します。
知る人ぞ知る老舗和菓子店!柳橋の梅花亭!
さっそく、柳橋のたもとにある梅花亭へ向かいます。
ちなみにこの柳橋エリアは、江戸時代の中ごろから1964年の東京オリンピック頃まで、花街と呼ばれていました。
あたりを見回してみると、歴史の古そうなお店が点在しています。
このような歴史ある場所で長く営業しているお店って「どれだけすごいのだろう…」と、わくわくしちゃうのは私だけでしょうか。
わくわくしながらお店の方面へ向かうと、梅花亭の前にのぼりがはためいています。
紺地の白抜き文字に店名が書いてあったので、すぐに分かりました。
お店の前にはサンプルケースも置いてありました。人気の3品なのだそう。
梅花亭で人気の3種類を紹介!
梅花亭で三種類のお菓子を購入しました。
サンプルケースに入っていたものが人気だそうなので、同じ種類を選びました。
まずは三色梅もなかをいただきます。
紅梅・白梅・たそがれ梅と、それぞれ色違いで梅の形を表現しているようです。
ふっくらとした、かわいらしい梅の形をしています。
小さな最中の皮に、たっぷりとあんこが挟まれていて、口が閉じていません。このあえて閉じない製法は、あんこ好きにはたまりません。
ちなみに、紅梅には白あん、白梅にはこしあん、たそがれ梅にはつぶあんが入っていました。
しっとりとしたあんこがおいしかったです。
お次は、三笠山をいただきます。
三笠山とどら焼きは同じもの・・・という認識でしたが、こちらの三笠山はちょっとタイプが違っていました。
皮は、もちっとした薄皮タイプ。あんこはえんどう豆。緑色のあんこと茶色い皮のコントラストが、とてもきれいです。
明治の中ごろ、店主が試行錯誤を繰り返し作り上げたものだそうです。
三笠山は、奈良県で「神さまの山」とされている山です。
その神さまの山にちなんで、歌舞伎の九代目・市川団十郎が「奈良の三笠山の山焼きの姿、緑の餡は若草の芽」と歌ったことから、三笠山という名前にしたそうですよ。
うぐいすあんのお菓子は、いつぶりに口にしたのか記憶がないくらい、久しぶりにいただきました。
薄皮のもちもちした触感とうぐいすあん。ぴったりとマッチしていました。
最後は子福餅です。
小豆を一晩蜜に漬けて、練った粒あんを求肥で包んだ一品です。小豆を蜜へ漬け込む製法があることを、今回初めて知りました。
求肥がとても柔らかくて、するりと喉を通り抜けていきます。まるで赤ちゃんのほっぺのようなやわらかさでした。
あなたなら、どれを選びますか?
すべてが手作業で作られていて、防腐剤なども使用していないので、賞味期限は短いです。だからこそ安心できますよね。
三色梅もなかは230円、三笠山は300円、小福餅は180円でした。かなりお安く感じましたよ。それぞれが個性あふれるおいしい和菓子でした。
昔ながらの製法を守りつつ、現代のエッセンスも加え、丹精込めて作られるお菓子たちそうやって、長い歴史が受け継がれていくのですね。
秋の夜長のお供に、濃いお茶を入れて一服!というのも良いですよね。
みなさんも、季節の変わり目に和菓子を食べて疲労回復するのはいかがでしょうか。
梅花亭
住所:東京都台東区柳橋 1-2-2
アクセス:JR総武線「浅草橋駅」東口から徒歩5分
都営地下鉄浅草線「浅草橋駅」A1出口から徒歩5分
TEL:03-3851-8061
営業時間:月~金 8:30ー18:00
土 8:00‐17:00
定休日:日、祝、年末年始