南千住徒歩10分。靴の街ならではの「靴のめぐみ祭り市」を楽しむ

南千住駅と浅草駅の間、俗に北部浅草や奥浅草と呼ばれるエリアは、実は革靴の生産量が日本一の靴の街でもあります。

大小さまざまな靴メーカー、ブランド、工場が点在。そういったメーカー・職人さん向けに、革や靴の素材を販売するお店や、ミシンの修理販売をするお店なども多くあります。

普通に暮らしているだけでも靴を製造する工場が近くにあったり、完成した靴の箱を車に積み込んでいたり、靴にまつわるものを日常的に目にします。

今回はそんな靴の街ならではのお楽しみ!靴のめぐみ祭り市に行って来たので、レポートします。

靴の街ならでは!お祭り×セール

靴のめぐみ祭り市は、毎年11月の最終土曜日・日曜日に浅草玉姫稲荷神社にて行われる、お祭りと靴のセール販売が合わさったイベント。今回で48回目を迎えたそうですよ。

新型コロナウイルスの影響で中止となった年もありましたが、今回は無事に開催されました。

珍しい「靴」のお神輿

お祭りというからには「お神輿」があります!こちらのお神輿は、なんとも珍しい靴のお神輿です。

革靴と、なぜか地球儀という斬新な組み合わせ!(なお写真は3年前のものです。)

ピカピカのハイヒールのお神輿も!

もう一つのお神輿はハイヒールです。こちらはゴールドの冠のようなゴージャスなデザイン。

このほかにも「日本シューズベストドレッサー賞コンテスト」で有名芸能人が来たり、履き古した靴を持っていくとお焚き上げもしてくれたり、靴にまつわるさまざまな催しがあります。

メイドインジャパンの靴がお買い得

このイベントの目玉は、日本製で品質の高い靴がお得に買えるところです。百貨店に置いてあるようなブランドの靴も多数販売されています。

そんなお得なお祭りなので、遠くからも人が集まってきます。この辺りは普段は静かですが、このお祭り日は道路を通行止めにする程たくさんの人出があります。

日本で作られた靴は日本人の足に合う形で作られていて、痛くならないのが魅力ですよね。

私は2日目の遅い時間に行ったので自分のサイズに合うものがなく靴は購入できなかったのですが、お店に立っている方が言っていた宣伝文句がステキでした。

「履き心地が合えばとってもお得ですよ!」

日本人と一口に言っても、それぞれに足の形は違います。その人の個性や感じ方を尊重しているようで、メーカーさんならではのセールストークに感動し、そんな思いで作られた靴がなおさら魅力的に思えました

高品質の品が安く手に入るので、本当に人気のあるイベントです。

お目当てのブランドがある、靴のサイズが標準的(女性なら23.5~24cm!)な人は初日の朝イチ。少しでもお安くお買い物したい人はさらなる値引きされる最終日の昼過ぎを狙うのが良さそうです。

靴以外にカバンなどの革製品も販売

このお祭りでは靴だけでなく、カバンやベルト、お財布などの革製品もセール価格で販売されます。

私はこの黒いお財布をゲットしました。

こちらはお値段3,000円。
しかも2週間の保証付きで、ご丁寧に保証書もいただきました!

大容量でジッパーが大きく開くので、小銭やカード類が出しやすくてとっても気に入っています。

吟味するために商品を手に取って見ていると、「このお財布はこういう革を使っていて…」とお店の方がいろいろと説明をしてくれました。

メーカーさんとコミュニケーションを取れる機会は少ないので、こだわりを持ってモノづくりされている様子を知れたのが楽しかったです。

ほかにも中のポケットにスエードを使った贅沢な作りのお財布なども、かなりお得なお値段で販売していましたよ。

4月には「こんこん靴市」が開催

玉姫稲荷神社で行われるこのイベント、実は4月の最終土曜日・日曜日にも行われています。そちらは「こんこん靴市」という名前で、靴のお焚き上げも行いますし、お神輿も出ます。もちろんセールもありますよ!

4月はサンダルなどの夏向けの商品が多く、11月は冬向けのブーツが多く販売されます。

気になった方はぜひスケジュールに登録して、来年訪れてみてください!

靴のめぐみ祭り市(玉姫稲荷神社)
住所: 東京都台東区清川2-13-20
アクセス:東京メトロ日比谷線「南千住駅」徒歩12分
TEL:03-3872-341(玉姫稲荷神社)

靴のめぐみ祭り市/こんこん靴市
実施時間:9:00-17:00
実施日:11月最終土曜日・日曜日/4月最終土曜日・日曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。