家に花を飾ると、空間がガラッと鮮やかになっていいですよね。季節ごとの花を楽しむのも、ステキ。
今回は春らしい花を求めて「花と緑のますや」を訪ねました。
一見するとよくある街の花屋。ですが店主のお話を聞くと、私にとって特別なお店になったんです。花を飾る習慣のない人でも、花を長持ちさせられる簡単な方法も教えてくれました。
品ぞろえ豊富で癒される空間
「花と緑のますや」があるのは、日暮里駅の尾久橋通り口を出て徒歩約3分の場所。角地にあり、シンプルな白い看板が目印です。
平成9年創業のお店は、名前のとおり花と緑であふれています。
なかへ入ると、草花やお仏壇、お墓用の花、お祝い用の立派な胡蝶蘭まで幅広い品ぞろえだと一瞬でわかりました。
いろいろな花の香りがただよっていて、幸せな気分。色とりどりの花に囲まれると、心まで癒されます。
たくさんあると迷ってしまいますが、お店の方に相談しながら選べるので安心ですよ。一輪から購入できて、イメージに合ったアレンジやギフト用の花束もお願いできます。
花にかける店主のこだわり
店主は、お店を営むうえで「長持ちする、ハイクオリティロープライスな花」をそろえることを大切にしているそうです。キーワードは「お値段以上」「ワンランク上のもの」。
初めて知ったのですが、魚のように花にも市場があり、せりで落としているんだとか。
月・水・金曜日は切り花を、火・土曜日は鉢物を入手しに朝5時には市場へ足を運ぶそうです。それも市場が休みの木曜日以外、毎日欠かさずに……。ちなみにお店の営業時間は9:30~19:00なんです。
営業時間後の作業もあるだろうし「毎日、何時に寝て何時に起きているの?!」と驚きました。
そんな熱心な店主は、お客さんが何を望んでいるのかを考えて、花を仕入れているとのこと。
例えば、冬場に暖かい日が続いたときは「観葉植物を置きたくなるのでは」と予想されるそうです。本来、寒さに弱い観葉植物。店主の知識と目利きを活かして、寒さに強い観葉植物を取り入れるなど工夫をされているそう。
何も知らずにただ花を買おうとしていた私。そこまでお客さんのニーズを考えているなんて……感動しました。
もっとお話を聞いていくと、店主は以前ホテルで働いていたそうです。自分でサービス業をしたいと思っていた時に、ご縁があり花屋を始めたと話されます。ホテルで鍛え上げられたサービス精神なのでしょうか。
花屋を営んでいる現在、肌で季節感を感じられて毎日が楽しいと言っていました。好きなことを仕事にできるってステキですね。
花を長持ちさせるまさかの方法
「春らしいお花を飾りたい」と相談すると、桜がおすすめとのこと。それに合わせて菜の花とスイートピーを2本チョイスしてくれました。
気になるお値段は、なんとたったの850円。数種類で花束にすると、少なくとも1,000円は超えるイメージがあったため、想像以上に安くてびっくりしました。
こうやって選んでもらえると、自分だけのスペシャル感もありますね。
自宅で花を長持ちさせるには、キッチンハイターを2〜3日に1回、1滴〜2滴入れると良いそうです。水切りや水換えはよく聞きますが、これは初耳でした。これなら簡単にできるので、ありがたいです。
季節を先取り!気分も華やか
花束を手に、足取りも軽くルンルンで帰宅。大きい花瓶に入れると部屋が春色になりました!今まで部屋に桜を飾った事がなかったので、新鮮です。
数日経つと、つぼみだった桜が咲いてきました。淡い桜の花びらが菜の花の緑色、スイートピーの紫色を際立てて良いコントラストになっています。
少し早めにお花見できて、春を先取りした気持ちに。
みなさんも、花で気分と空間を一新してみてはどうでしょう。「花と緑のますや」では相談しながら、ハイクオリティでロープライスな花が手に入りますよ。ぜひ、行ってみてくださいね。
花と緑のますや
住所:東京都荒川区西日暮里2丁目14-14
アクセス:JR各線「日暮里駅」から徒歩約3分
JR各線「西日暮里駅」から徒歩約9分
東京メトロ千代田線「西日暮里駅」から徒歩約9分
TEL:03-3891-0848
営業時間:9:30-19:00
定休日:不定休