浅草、吾妻橋からスタートする夜散歩

残暑が厳しく、体を動かしたくても昼間はなかなか出かける気になりません。
そんな時は、夜のお散歩に出かけてみませんか?

今日は私のおすすめコース、隅田川周辺をご紹介いたします。

川の右岸と左岸

川には右岸と左岸がありますが、どちらがどうなのかご存知でしょうか?
それは川の流れに向かって左右を見るのです。これは世界共通だと言うのですから、なるほど解りやすいですね。

と言うことは、私の住んでいる台東区、荒川区側は右岸と言うことになります。
この隅田川右岸の浅草周辺が本日のコースです。スタートは吾妻橋、ここから上流に向かって歩いていきましょう。

スカイツリーが美しく見える場所

吾妻橋から桜橋までの川沿いは、とても歩きやすく、お散歩をしている人を多く見かけます。
歩き出すとすぐに、スカイツリーの美しさに心奪われます。

私は、この場所から見るスカイツリーが一番美しいと感じていますが、いかがでしょうか?
この日はパラリンピックカラーにライトアップされ、ますますキレイな彩りを放っていました。川の水面にキラキラと光が反射し、昼間とは全く違った表情が見られます。スカイツリーをバックに写真をとるカップルや、浴衣姿の風流な方も見かけました。

カフェでひと休みもできます

東武伊勢崎線の線路下は、昨年6月に開通した「すみだリバーウォーク」があります。

このリバーウォークが開通してからは、橋がライトアップされて周りがとても明るく見通しが良くなりました。浅草側からスカイツリーへはここを通ると最短で行くことができますが、まあ今日は夜ですからスルーしてこのまま進みましょう。

言問橋の手前には、カフェが2軒並んでいます。冷たい飲み物をいただきながら夜景を眺めることができます。夜8時まで営業していますよ。

桜橋からの眺め

台東リバーサイドスポーツセンターの横まで来ました。ここには以前「平成中村座」という歌舞伎の芝居小屋があったのを知っていますか?今は跡地が公園になっており、平成中村座発祥の地の石碑があります。明るい時間にゆっくりと歌舞伎好きな方はご覧いただくと良いかと思います。

さて、桜橋が見えてきました。
この橋は広く大きいので、立ち止まって景色をじっくりと見ることができます。
春にはここから桜が両岸に霞がかかったように見え、それはそれは美しいのです。

橋の真ん中から今来た方向を振り返ると、漆黒の川の流れと、人の行き交う道を照らす灯、屋形舟などさまざまなものが一度に見え、その光景に見入って自分の世界に入ることができます。
ここからも、スカイツリーをパチリ。

およそ1㎞の夜散歩

折り返して戻ってくると、吾妻橋がレインボーカラーに光っていました。
吾妻橋から桜橋まではおよそ1㎞です。ゆっくり歩いて30分、往復1時間たっぷりと楽しめます。以前はカフェもライトアップも無く、川沿いの夜は暗く歩きにくい印象でした。

最近はだんだんと整備され、安全に歩くことができるようになってきました。とは言っても、やはり夜道には気をつけたいものです。反射板やライトを持つことをオススメします。
それとお気に入りの飲み物を持つのも忘れずに!ぜひみなさまも、夜散歩にでかけてみませんか?

台東区立隅田公園
住所:東京都台東区花川戸1丁目周辺
アクセス:浅草駅(東武スカイツリーライン、都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線)より     徒歩5分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。