日暮里繊維街を歩いていると、新しくカフェがオープンしていることに気付きました。なにやらベトナムのカフェと料理のお店のよう。
今回は海外グルメが大好きな私が、ずっと気になっていたお店、BôngCafe(ボンカフェ)をご紹介します。
豊富なメニューとかわいい店内が魅力
BôngCafeは日暮里駅から繊維街に沿って約6分歩いた建物の2階にあります。かわいいオレンジの看板が目印です。
階段を登り、扉を開けるとベトナム人女性店主が笑顔で出迎えてくれました。話を聞くと、1人で切り盛りしているそう。
店内は壁や天井にまで飾りが付けられています。空に飛行機が飛んでいるようで、とてもファンシー!テレビではベトナムの音楽が流れていました。
座席はテーブル席とカウンター席の両方があり、1人でも複数人でも気兼ねなく利用することができます。
メニューを開くと、ドリンクやスイーツのほかに、フォーやバインミーなどの食事系も充実。
エッグコーヒーや塩コーヒーなど見たことのないベトナムならではのメニューもありました。
味変が楽しい!出汁のたっぷり効いた鶏肉のフォー
迷ったあげく、おなかが空いていたので鶏肉のフォーのドリンクセット(税込850円)をオーダー。
フォーとはお米の麺を使用したベトナム料理のことです。
しばらくすると、エスニックな香りとともに大きな器に入ったフォーが運ばれてきました。好みで味つけができるようチリソース、ニョクマム(ベトナムの魚醤)、レモン、唐辛子も一緒です。
できあがったばかりのフォーは熱々。「どうぞ、ゆっくり食べてくださいね」と声をかけてくれるなど、店主のこまめな気づかいがうれしいです。
まずは、そのままいただきます。ひとくち食べるともっちりとした麺にびっくり。
スープをすすると、鶏の出汁が効いた優しい味わいが口のなかに広がり、思わず感動しました。鶏肉には小骨が入っていたので、おそらく丸鶏から出汁をとっていると思われます。
シャキシャキとした玉ねぎの食感やパクチーの風味も加わっておいしい!
レモンを絞るとさっぱりとした味に変化しました。
チリソースやニョクマムを少しずつ足しながら、味変していきます。最後に唐辛子を入れると優しい味から、うって変わって刺激的な味わいに!
最後まで変化を楽しみながら、おいしく完食できました。
濃厚でコクのある甘さのミルクコーヒー
セットのドリンクはミルクコーヒーを頼みました。
ベトナムのミルクコーヒーには、牛乳ではなくコンデンスミルクが使われているのが特徴で、日本のコーヒー牛乳とはまた違った甘さがあります。
コーヒーとミルクが層になっていますが「よく混ぜて飲んでください」とのこと。
フォーに入れた唐辛子の刺激で少しピリッとしていた口に、濃厚でコクのある甘さがありがたいです。
ふとドリンクが乗っていたコースターを見ると、ここにもベトナムらしさが現れていてほっこりしました。細部までこだわりが感じられますね。
BôngCafeは、こだわりのあるかわいい店内と丁寧な接客に癒されるカフェでした。
すでに次は何を食べようかなと考えているくらいです。お気に入りのお店がまた一つ増えました。
テラス席もあるので涼しくなったら日暮里繊維街を眺めながら、お茶をするのもいいでしょう。ビールとおつまみのセットもあったので、夜も楽しめそうですよ。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。
BôngCafe(ボンカフェ)
住所:東京都荒川区東日暮里5丁目23-7メゾンフェスタ201
アクセス:JR各線「日暮里駅」から徒歩約6分
京成電鉄「日暮里駅」から徒歩約6分
TEL:080-4758-6868
営業時間:11:00-22:00
定休日:水曜日