上野、浅草、根岸。
この近辺に住んでいると、自然と和菓子が好きになります。
なぜかというと、どらやき御三家(私調べ)のひとつ「うさぎや」の存在を見逃せないからです!
というのは大げさですが、和菓子やさんが多いのは事実です。
その中でも今日は、みんなが大好きな「うさぎや」のどらやきを紹介したいと思います。
気どらないけれど、喜ばれる逸品
上野「うさぎや」はどらやきが有名な和菓子やさんです。
私は、ちょっとよそ行きのお土産用ならうさぎやのどらやきと決めています。
気どらないけれど、間違いなく喜ばれるお土産ナンバーワンなのです。
お店の入り口では、目印のかわいらしいうさぎがお迎えしてくれていて、いつだってどらやきを買い求める人でにぎわっています。
場所は、上野松坂屋を目印に中央通りを神田方面に進むと御徒町駅からは4分ほどです。
しっとりとしたフォルム
ここでどらやきを買うのは、お土産用だけではありません。
自分のおやつ用に1個から買えるのがうれしいです、というわけで自分用に買いますよ。
半分にカットした断面は、しっとりとしたフォルムが美しいです。
真ん中が盛り上がっていることであんこがたっぷり詰まっているのがわかります。
何個だって食べられる優しい甘さがたまりません。
カフェもあります
どらやきを買うことばかりに気を取られていましたが、なんと「うさぎや」にはカフェもあります。
店舗の裏手を少し進んだところに「うさぎやカフェ」はあります。6年前からあったというのに、一度も行ったことがなく今回初めて訪れてみました。
ブルーの目立つ看板と、渋い暖簾のコントラストがステキで、これは期待大です。
名物フレンチ焼き
お店の中はコンパクトにまとまっていて、かき氷やあんみつなどが食べられ、こだわりのハワイのミネラルウォーターや狭山茶を買うことができます。
そして見逃してはならないのが、毎朝9時から10分間だけ限定のうさパンケーキ!
これは焼きたてのどらやきの皮に発酵バターを挟んだものなのだそう。想像しただけでとろけそうです。
今回は時間外でしたが、ふと店内を見回すと「うさどらフレンチ焼き」の文字が目に飛び込んできました。これは一体なんでしょう?
聞くと、「うさぎや」のどらやきを卵液につけてバターで焼いたものなのだと教えていただきました。
た、食べます!
100余年、伝統のあんこ
「うさぎや」のあんこは、甘みがさっぱりとして豆の香りが豊かなのが特徴です。大正2年より続いている餡作りは今でも伝統を守り丁寧に作られているそうです。
そんな伝統のあんこが、フレンチになって良いのでしょうか?
実際に作っているところを見させていただきました。
どらやきが、卵液の中に丸ごとドボンと入り、鉄板に溶かされた香り高いバターで焼かれていきます。
焼きたてを頬張ると、ふわりと出てくるバターの風味がたまりません。
店内で写真を取ることができませんでしたので、お土産に持ち帰りました。
伝わりますでしょうか?このつややかなフレンチ焼き。
「うさぎや」のどら焼きがあれば、お家で再現できますよ、とお店の方に教えていただきました。
フレンチトーストを作る要領で卵と牛乳を混ぜたものにどらやきを浸し、バターで焼くのです。
まさかの、和とフレンチの融合です。
教えてしまって良いのでしょうか。
みなさまもぜひ、うさぎやのどら焼きをご自分のおやつに、そしてフレンチ焼きに挑戦してみてはいかがでしょうか?
うさぎや
住所:東京都台東区上野1-10-10
アクセス:東京メトロ銀座線 上野広小路駅より徒歩4分
JR御徒町駅より徒歩4分
TEL:03-3831-6195
営業時間:9:00〜18:00
定休日:水曜日
うさぎやカフェ
住所:東京都台東区上野1-17-5-1階
アクセス:03-6240-1561
TEL:03-6340-1561
営業時間:9:00〜20:00
定休日:水曜日