私が荒川・台東エリアに住み始めてから、毎年楽しみにしているイベントがあります。
浅草の千束通り商店街で、毎年夏に開催される千束通り納涼大会です。
2023年で第47回を迎えた千束通り納涼大会の様子をレポートします。
子どもから大人まで大盛り上がり
2023年8月27日(日)に開催された千束通り納涼大会。
ポンプ車体験や白バイの展示、魚釣りゲーム、黒ひげ危機一髪ゲームなど子どもが楽しめるコーナーもありました。
サンバパフォーマンスでは、きらびやかな衣装に身を包んだパフォーマーたちがおどる姿に、子どもから大人まで大はしゃぎ。
音楽に合わせて、みんなでリズムをとっていました。
地域の飲食店が出店しているフードコートや物販もあり、すっかりお祭り気分。
雨も降りやむ音楽のパワー
私が最も楽しみにしていたのは、ライブ観覧です。事前の抽選で、見事に当選しました!
当選した場合は指定の期間に千束通り商店街で3,000円以上の買い物、または飲食したことがわかるレシートが必要。
ライブ観覧は、DJステージとライブステージにわかれており、DJステージでは岸野雄一さん、峯田和伸さん(銀杏BOYZ)、俳優の荒川良々さんらが次々にレコードを選曲してかけていきます。
途中で雨が降る場面もありましたが、観客はおかまいなしに音楽を楽しみました。
すると、いつの間にか雨はやみ晴天に。
時間が経つにつれ、道路を埋めつくすように人々がにぎわってきました。
最高潮の盛り上がりに
ライブステージでは、日本のヒップホップグループであるスチャダラパーが登場!
代表曲の一つである「サマージャム’95」の披露もあり『結局暑さでまいっちまう 誰のせい? それはあれだ!夏のせい!』という夏にぴったりな歌詞に、会場は一体になったかのようでした。
男女の音楽ユニットEGO-WRAPPIN’(エゴラッピン)とのコラボレーションも!なんとぜいたくなんでしょう。
そして日が暮れ始めたころ、トリであるEGO-WRAPPIN’のライブが始まりました。
ギターの森さんは浅草在住。MCでは「〇〇の大学芋はよく買う」「〇〇のレバ丼がおいしい」などの地域の小ネタをはさみ、地域住民にとしてうれしい気持ちになりました。
ボーカル、中納さんのソウルフルな歌声と心地の良いリズムに、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
夕暮れのなか、音楽にゆらゆらと身をまかせていると暑さのなかにも、ときどき涼しい風が吹き抜けノスタルジックな雰囲気に。
まさに最高の夏となりました。
地域愛を感じるピースフルなイベント
千束通り納涼大会は、普段車が行き交いマンションが立ち並ぶ道路で開催されます。
そのためスタッフや出演者の方々が、くれぐれもポイ捨てはしないように、安全に盛り上げてもらいたいと話すなど、あらゆる配慮がされていました。
ラストの曲が終わると、会場からはアンコールを求める手拍子が始まりましたが、今年はアンコールなしで終了。
EGO-WRAPPIN’の森さんと実行委員の方が登場し、時間の関係で近隣のみなさまにご迷惑かけてしまうためという説明があり「アンコールは、また次回」と締めくくりました。
観客がそれに賛同するように、拍手を送った場面はとてもピースフルでした!
実行委員の方々の努力と近隣の方々の協力があって、実現できているライブだと実感。
みなさんも、ぜひ次回、参加してみてはいかがでしょうか。
第47回千束通り納涼大会
撮影協力:千束通商店街振興組合
住所:東京都台東区浅草4丁目36−6
アクセス:つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩約10分
東武鉄道「浅草駅」から徒歩約15分
東京メトロ日比谷線「入谷駅」から徒歩約15分
東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩約16分
都営浅草線「浅草駅」から徒歩約18分
開催日時:2023年8月27日(日)11:00-19:00