まさに宝探し!「浅草石フリマ」で世界に1つの出会いを

「浅草」といえば、日本有数の観光地です。雷門のある浅草寺にはじまり、神社やお寺の伝統的なお祭りが有名ですよね。

そんな浅草で、もう少しニッチな、しかしとってもアツいお祭りが開催されているのをご存知でしょうか?

今回取材させていただいたのは、鉱物・宝石好きが集まるイベント、「2023年 浅草石フリマ 春」です。

「浅草石フリマ」とは?

「石フリマ」は「高天原」さんが主催するイベントで、その名の通り、石、つまり鉱物のフリーマーケットです。専門の業者だけでなく、アマチュアのコレクターが多く出展しているのが特徴です。仙台、浅草、名古屋、大阪の4会場あり、浅草では毎年春と冬の2回開催されています。

3フロア貸し切りでもあふれそうな盛況ぶり

「都立産業貿易センター台東館」の5階から7階まで、まるごと「石フリマ」の会場になっていました。

受付で入場料500円を払うと、パンフレットがもらえます。
パンフレットを見ると出展者は500組以上、ブースの名前がずらりと並んでいます。

主に取り扱う商品の種類によって、階が分かれています。
受付のある6階は「ルース」。アクセサリーに加工される前の、いわゆる「宝石」です。7階はルースを使ったアクセサリー。5階は切り出されたときの状態の「鉱物標本」、いわゆる「原石」です。

出展者もお客さんも、老若男女問わずいろいろな方が、全国各地から参加していました。石好きのみなさんの層の厚さを実感します。

商品と人の密度が圧巻でした。
どのブースにも常にお客さんが集まっていて、商品を手に取って見るだけでもひと苦労です。

みなさん、机の上に重箱のように詰まれたルースケースや、足元にまで並べられている標本を1つ1つ、真剣に品定めされていました。

同じ値段なのに実はレアな商品が紛れているかもしれない、と小耳に挟みました。
出展者に質問しながら直接手に取って見られるので、審美眼とコミュニケーションしだいで掘り出しものが手に入るチャンスがあります。フリーマーケットならではの楽しみですね。

石を通じて何をみる?多様すぎるときめきポイント

ひとくちに「鉱物が好き」といっても、どこに魅力を見出すのか、楽しみ方は人それぞれです。

アクセサリーに加工して身につけたい人もいれば、ケースに入れて眺めていたい人もいます。
鉱物の見た目の美しさに惹かれる人もいれば、科学的な成分に興味を持つ人もいるでしょう。

同じ種類の鉱物を扱っていたとしても、それぞれのブースによって「好き」の角度の違いが個性として伝わってくるのがとても面白かったです。

鉱物そのものでなくても、関連するグッズでの出展も可ということです。
鉱物デザインの小物や飾っておくための箱、アクセサリーの台座、写真集など、「こんな目の付けどころが」と興味をそそられました。

鉱物標本中心の5階から、インパクトのあったブースをご紹介します。

こちらは「CURRY MINERALS」さんの「世界のアマゾナイト」という展示です。
「長石」と呼ばれる仲間の中で、「アマゾナイト」という種類の石だけが世界地図に配置されています。

詳しくないと同じ種類とはわからないくらい、バリエーションに富んでいます。集めるのにいったいどれぐらいの時間がかかったのでしょうか…?
地図の上に並んでいると、鉱物は地球の一部なんだなあと、なんだかしみじみしてしまいました。

販売品ではなく展示のみでしたが、みなさん興味深々で見入ったり、質問されたりしていました。
売り手・買い手の関係にとどまらず、同じ趣味を持つ人同士の交流の場でもあるのですね。

こちらは「へし屋」さんのブースから、紫外線ライトで光る鉱物を集めたコーナーです。
なんの変哲もないように見える石から結晶の模様が浮かび上がる様子には、不思議な魅力があります。

オレンジ色や黄色など、よく見ると光り方にも特徴があって、実物はさらにきれいでした。
手前のベーコンは鉱物ではありませんが、ベーコンにそっくりな石を売っていたので比較として置いてあったようです。遊び心があってすてきですね。

光る鉱物にはファンも多いようです。
7階の休憩スペースには3種類の紫外線ライトを当てて、手に入れた鉱物がどんな風に光るのか確認できる装置が置かれていました。

行ったら絶対ほしくなる!石の世界へようこそ

私は鉱物に詳しいわけではなかったのですが、ぐるぐると何周も見て回っているうちに、種類や相場がなんとなくわかってきました。

いくつかのブースで見かけているうちに心ひかれたのが、「ムーンストーン」というルースです。
日常的に使えるものの方が親しみやすいと思い、アクセサリーに加工されたムーンストーンがないか探すことにしました。

そして、「あまてらstone」さんのブースで、とてもすてきなブレスレットを見つけました。

光の当たり方によって内側に青い筋が見えるので、ムーンストーンの中でもブルームーンストーンと呼ばれるそうです。
名前の通り、月が小さくなって降りてきたような静かな輝きで、とても気に入っています。

「初めてだし今回はちょっとのぞくだけでいいかな…?」と思っていたのは最初だけで、会場の熱気に包まれて閉場までしっかり楽しんでしまいました。

次回の「浅草石フリマ」は2023年12月3日です。散財し過ぎないように気をつけて、ぜひ遊びに行ってみてください!

2023年 浅草石フリマ 春
住所:東京都台東区花川戸2-6-5(東京都立産業貿易センター台東館)
アクセス:東京メトロ 銀座線「浅草駅」から徒歩5分
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)「浅草駅」から徒歩5分
都営浅草線「浅草駅」から徒歩8分
つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩9分
開催日:2023年5月14日(日)
開催時間:12:00-17:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。