気づいたらもう12月、暦の上では冬を迎えました。1年早いですね。今年の冬は暖かく、天気がいい日も多くて、お散歩に出かけたい気分になります。
今日はそんな天気のいい日に、お散歩がてら神社に行ってきたのでご紹介します。
今戸神社は招き猫発祥の地!
鳥居の足元に、2匹の招き猫の絵が描かれている看板があるのが見えるでしょうか?
これは今戸神社が縁結びの神様を祭っていることと、今戸という土地が「招き猫発祥の地」と言われていることから生まれた、この神社のシンボル的な良縁を招く招き猫です。
この神社は古く、由緒をたどるとなんと1063年にまでさかのぼりました。約1000年の歴史があります。武運や母子の愛の神様、そして縁結びの神様を祭る神社です。
また、今戸は江戸時代から「今戸焼」と呼ばれる陶磁器の産地として有名でした。
この地は浅草寺や歌舞伎の芝居小屋が集まった猿若町(現浅草6丁目)が近いことから、特に土産物の陶磁器の製造が盛んでした。
土産物のひとつとして招き猫の焼き物が作られていたことから、そのように言われるようになったのだとか。
また、猫の看板の下にも書かれていますが、新選組の沖田総司の終焉の地であるという説もあるようです。
境内には猫がたくさん!
境内には猫の置物がたくさん飾られていて、猫好きとしてはつい写真を撮りたくなってしまいます。それぞれ別の種類なのが猫への愛を感じます。
この神社には幸運を招く白猫の「ナミちゃん」も住んでいるそうで、見かけた人はかなりラッキー!
私は近くに住んでいて何度も来ているのですが、また会えたことがありません…。
なでると良縁を呼び込む「なで猫」
石でできた「なで猫」を撫でて、写真を撮って毎日その写真を見てお祈りすると、願い事を叶えてくれるそうです。
この猫ちゃん、大きな目とばってんのお口が特徴的でかわいらしいですよね。
看板にも描写されていた今戸神社のオリジナル招き猫で、お守りや御朱印帳にもこの猫ちゃんが描かれています。
このカップルになった猫は、日本の神話に出てくる「日本で初めて夫婦」であるイザナミとイザナギをモチーフにしているのだとか。
良縁を招く神社のシンボルにふさわしい意味があったのですね!
人気ドラマ「恋はつづくよ どこまでも」に登場した社殿
実は、佐藤健さんが主演し、大人気だったドラマ「恋はつづくよ どこまでも」の撮影場所としても有名な神社です。
特に社殿は何度もドラマに登場し、上白石萌音ちゃん扮するヒロインが恋愛成就を願っていたのが印象的でした。
元々縁結びの神様を祭っているので女性の参拝者が多かったのですが、ドラマの放映後はさらに女性が増えたような気がします。
私はもう結婚もして子どももいますので…日頃の感謝と「いい仕事にご縁がありますように!」とお願いしてきました。
まあるい猫の絵馬もキュート!
今戸神社の絵馬は一般的な五角形ではなく、丸い形をしています。これはご縁(=円)にかけているそうで、イザナミイザナギ猫も描かれています。
赤い糸で囲われた絵馬が良縁祈願の絵馬で、着物を着ている猫の絵馬は良縁成就のお礼をする絵馬です。
お礼の絵馬の多さを見ると、「こんなにたくさんの人にお礼をしたいと思わせるなんて、ご利益ありそう…!」と感じました。
近所に住んでいるのに、改めて記事を書くのに調べてみると、神社の由緒やおまじないなど新たな発見がありました。
とりあえず携帯の待ち受けを「なで猫」にして毎日良縁(仕事との)を願おうと思いました。
良縁を願う方、そして猫好きな方はぜひ今戸神社にお参りに来てみてください!
今戸神社
住所: 東京都台東区今戸1-5-22
アクセス:東京メトロ銀座線「浅草駅」 徒歩15分
TEL:03-3802-2703
営業時間:9:00-16:00