夜の風が心地よい季節がやってきました!
突然ですが、みなさんお散歩はすきですか?
私は、お散歩をするとなんだか身体と心が軽くなるので大好きです。
今回は、隅田川にあるお散歩コース、浅草橋エリアの隅田川テラスを紹介します。
浅草橋駅から徒歩5分のところにある隅田川テラス
浅草橋駅から徒歩5分の場所に、隅田川テラスの入口があります。
総武線、陸橋のそばです。
総武線各駅電車が、秋葉原方面や両国方面へと隅田川を渡っています。
階段をのぼると、視界には広い川とスカイツリーが現れました。
キラキラと輝く東京の夜景。まるで別世界のようです。
川辺の歩道は、すれ違う人と距離もあって歩きやすかったです。自転車の乗り入れを禁止にしているのもポイントだと思います。
ひと休みできるベンチもあるので、歩き疲れたら休憩もできますよ。
ご夫婦で散歩をする人、愛犬を連れて歩く人、ランニングをする人、複数人でヨガをする人、釣りをする人、など、夜のひとときを思い思いに過ごしていました。
こんなにきれいな夜景と川を感じて過ごせるなんて。嫌なことがあってもすぐ水に流せそうです。
ひかり輝く金色の橋、蔵前橋を目指して歩く!
川辺の歩道を、蔵前橋を目指して歩きます。
すこし歩いたところに、江戸時代の隅田川の風景を書いた浮世絵のプレートがありました。タイムスリップしたような気分になります。
きっと、当時から変わっていない川の流れを感じているからかもしれませんね。
金色に輝くアーチが見えました。
とても目を引くデザインです。なぜこんなにきれいなんだろう、とずっと考えていました。
ほかの橋との大きな違いは、アーチの位置だと気がつきました。
ほかの橋は、道路の上に橋が架かっているケースが大半です。
それと比べると、蔵前橋は橋の下にアーチが架かっているんです。
しかも、アーチは隅田川テラスの歩道部分から見上げることができます。
複雑な構造とライトアップで、幻想的な雰囲気をかもしだしています。
橋の金色に輝く色は、もみ殻をイメージしたそうです。米蔵のあった蔵前らしい演出ですよね。
隅田川のことを知る機会にもなる散歩
隅田川は荒川から分岐した川です。
北区の岩淵水門から荒川と離れると、隅田川という名称に変わります。
新河岸川・石神井川・神田川などの川と合流し、流れていきます。
その流れは、北区・足立区・荒川区・墨田区・台東区・中央区・江東区の都内7区を沿って東京湾へとつながっているのです。
隅田川は、戦後の高度成長期に工場等の排水などで、水質が汚染されてしまいました。
悪臭もひどく、川に近寄るのを敬遠されるほどだったそうです。
今では、下水道整備や下水処理技術がすすみ水質は改善され悪臭はしません。技術の進歩は素晴らしいですね。
昭和55年からは、川のテラスやスーパー堤防の整備工事が始まります。隅田川両サイド、全47㎞におよぶ大工事です。
東部エリアの歴史と文化を活かし、うるおいある「水の都の再生」を図る事業としてスタートしました。
隅田川テラスは、それぞれの区のエリアに歴史を表現したモチーフがあり、通る人々を楽しませてくれているのです。
大きな川と幅の広い歩道が、ゆったりした心地よい気分にさせてくれました。
水辺が広がる景観は、心が浄化されるような気がして、とても気持ちがいいですよね。
今回は、蔵前橋までのお散歩でしたが、次はもっと上流に行ってみたいと思いました。
みなさんも、ぜひ夜の隅田川の流れと夜景を楽しみに、隅田川テラスに行くのはいかがでしょうか。昼とは違う表情に、きっと驚きますよ。
隅田川テラス入口
住所: 東京都台東区柳橋1丁目17−10
アクセス:JR総武線「浅草橋駅」徒歩5分
都営浅草線「浅草橋駅」徒歩4分