バラの香りに包まれる場所!都電荒川線「三ノ輪橋」

都電荒川線は荒川区の三ノ輪橋停留場から新宿区の早稲田停留場までを結ぶ、東京に残る唯一の都電。
愛称の「東京さくらトラム」の名でご存知の方も多いはずです。


ここ、三ノ輪橋はその都電の始発停留所。
周囲にはカフェや飲食店が立ち並び、次の停留所の荒川一中前までを結ぶ長いアーケード「ジョイフル三ノ輪」商店街が賑わうことでも有名です。
今日は、私のお気に入りの場所「三ノ輪橋停留所」のバラ花壇が見頃を迎えたので、カメラを持ってお散歩に出かけます。

5月のバラは華やかです

三ノ輪橋停留所を訪れると、モッコウバラに縁取られた停留所のアーチが目に飛び込んできます。
それとともに、なんとも香しいバラの香りがあたりに漂っています。


なんとここでは、40種ものバラを間近に見ることができます。
バラには多くの種類がありますが、ここに植えられているのは、ハイブリットティー(HT)という大輪咲で、良い香りを放つ種類のものが多いです。
バラは春と秋に花を咲かせますが、5月のバラは、冬の寒さを乗り超えて今か今かと待ちわびて咲いた一番花。
そう、今が最盛期。
うーん、だからこんなにも良い香りに満たされているのですね。

まさにバラの園

色とりどりの美しいバラは、どの花も盛りを迎えて「私をみて」と胸を張っているように見えます。
早速カメラを向けると、同じようにカメラを構えている人や花を愛でている方がたくさんいらっしゃいます。

私はお気に入りのマイガーデンという白いバラを見つけることができました。
他にも、ダイアナプリンセスオブウェールズ、プリンセスアイコ、ブルームン、そしてオリンピックイヤーに相応しい聖火など豪華なバラが絢爛です。
そう、ここはまさにバラの園なのです。

都電荒川線とのマッチングに期待

三ノ輪橋は都電の始発地点であるため、電車が長く止まっています。
そのためレトロな可愛らしい車体と一緒にバラの写真を収めることができます。
鉄道の写真を撮るのもなかなか楽しく、風景とうまく溶け込むようなベストショットを狙ってみましょう。

これがなかなか難しく、まだまだ練習が必要なようです。
今後は季節の移り変わりとともに、写真を撮ってコレクションにしてみようと思います。

関東の駅100選

小さな停留所ですが、バラの咲いている時期は華やかで活気があります。
都電に乗らなくても、停留所付近は気軽に散策できるようになっており、ゆっくりと楽しむことができます。
このような場所だからこそ、関東の駅100選に選ばれているのでしょうね。

ここのバラは、荒川区のボランティアさんによって手入れされているそうです。
しかも、三ノ輪橋だけでなく、沿線の各駅や線路沿いにも多くのバラが植えられており、その数はなんと140種類13000株にも及ぶそう。
この季節ならではの、バラを見物しながら各駅を巡るのもなかなか楽しそうですね。
時間を忘れて、美しい花と風景に見いってしまうこの場所に、皆さまもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

都電荒川線三ノ輪橋停留所   
住所:東京都荒川区南千住1丁目12
アクセス:都営バス三ノ輪橋バス停より徒歩1分
     東京メトロ日比谷線三ノ輪駅より徒歩5分

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。