荒川区「都電おもいで広場」は入場無料!子どもに大人気の模擬運転台も

都電おもいで広場は、都電の雰囲気や歴史を再現したスペースとなっており、訪れる人々に懐かしさと楽しさを提供しています。広場内には、かつての都電の車両や関連する展示物が展示され、その歴史や文化に触れることができますよ。電車好きなお子さんはもちろん、小さなお子さん連れのご家族にもぴったり。

今回、気軽にお出かけできる場所としてちょうど良いと思ったので、好奇心旺盛な4歳の娘と一緒に遊びに行ってきました。

都電荒川線「荒川車庫前」下車すぐ

都電おもいで広場は、都電荒川線の「荒川車庫前」駅前にあります。懐かしい停留場をイメージしたスペースに、貴重な都電の旧型車両2両が展示されています。黄色いレトロなカラーが特徴的です。

入口には自動販売機があるので、水分補給には困りません。お散歩のついでに立ち寄ることもできますね。

ただ、いつでも営業しているわけではなく、営業は土日祝だけになっています。そのため、時間帯によってはとても混み合います。この日は、営業開始の10時に入場しましたが、まだ3組ほどでゆっくりと見学することができました。空いている時間帯を狙うのであれば、午前中がおすすめです。

休憩スペースには、かわいい模様のパラソル付きの休憩四角い木のベンチが2つ並んでいます。子どもを見守りながらベンチに座って休憩もできますよ。

記念撮影にぴったり

電車の形をした愛らしいフォトフレームもあります。思い出としてここで写真を撮っているお子さんを多く見かけました。電車の運転手になりきってポーズを決めるとかっこいいかもしれませんね。

展示車両を見てみよう

上の写真は5500型(5501号)昭和29年製造の車両です。アメリカの最新の技術を導入して作られた車両で、独特の流線型の車体と低騒音・高加速の高性能を持ち、通称PCCカーと呼ばれています。品川駅~上野駅間で使用されていたそうです。

丁寧な説明もあり、わかりやすいですね。

車内で模擬運転ができる

車内には模擬運転台も設置されていて、子どもが運転を体験できるようになっています。4歳の娘は実際に都電荒川線の運転風景を映像で見ながら操作し、得意げに運転していました。操作方法も駅員さんが隣で丁寧に教えてくれて、実際のアナウンスも聞くことができました。模擬運転台は子どもたちにとても人気です。

昔の停車ボタンが展示されていて、実際に押すことができ音も聞くことができます。子どもだけでなく、大人も楽しめます。

展示ケースの中には、歴史的な資料などが展示されています。ついついじっくりと眺めたくなります。

東京さくらトラム(都電荒川線)沿線をイメージしたジオラマもありました。ジオラマも子どもたちに大人気ですよね。興味深そうにじーっと眺めているお子さんがいました。

「学園号」の愛称で親しまれた旧7500系

昭和37年製造、都電としては2つ目のライトが珍しいと言われている車両です。こちらも車内に入れます。

朝のラッシュ時に使われていたことから、「学園号カー」の愛称で親しまれていたようです。

中に入るとレトロな座席が歴史を感じさせてくれます。また、座席の窓には子どもたちが描いた個性あふれる電車の絵が数多く展示されおり、癒されました。

運転席を間近で見ることができるので、大人のファンも多くいるそう。娘も興味津々で操作していました。

車内には記念スタンプも

車内に設置されている記念スタンプは子どもたちの思い出の品になりそうです。

専用のスタンプシートも用意されています。

敷地内には、木で作られたレトロかわいいバリアフリートイレも設置されています。小さいお子様がいるママさんや身体の不自由な方も安心して利用できますね。

お子さんから大人まで誰もが楽しめる都電おもいで広場。とても暖かみがあり、一度行くとリピートしたくなるそんな施設です。入場無料ですし、お散歩ついでのお出かけにも最適。ぜひお子さんと訪れてみてくださいね。

都電おもいで広場
住所:東京都荒川区西尾久8丁目33‐7
アクセス:都電荒川線「荒川車庫前」下車すぐ
TEL:03-3893-7451
営業時間:土日祝10:00-16:00(定休日:月~金)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。