みなさん、コーヒーはお好きですか?
今回ご紹介するのは、直火式自家焙煎のコーヒー豆がとってもリーズナブルに手に入ってしまう、下町のコーヒースタンド、稲荷町珈琲です。
個性的なロースターやバリスタが新たなコーヒーカルチャーを生み出している…と言われている昨今ですが、浅草や上野など台東区の東側ではチェーン店優位が現実です。
そんな中、稲荷町駅にある稲荷町珈琲は、地域のみなさんや、近隣のオフィスワーカーには欠かせないお店となっています。
JAZZ&ブルースがかかる店内でコーヒーを
銀座線稲荷町駅の浅草方面出口から徒歩約1分。
清洲橋通り沿い、浅草と上野のちょうど中間地点くらいにあるので、浅草上野観光の際にも立ち寄りやすいですね。
周囲には、有名な銭湯や小料理屋さんがあって下町情緒がありつつも、大きなオフィスビルもたくさんある…このごちゃ混ぜ感がいかにも台東区!という街並みです。
入り口はこんな感じ。樽が飾られているのが印象的ですね。
立て看板には直火式!と記載があります。
朝8:30からあいているのもうれしい限り。
店内はいつも清潔でとてもシンプル。ご主人のご趣味なのでしょう、レコードが壁面に飾られています。
流れているのはデキシーランドジャズやブルース。
好きな方にはたまらない独特のリズムが心地よく、挽きたてのコーヒーの香りを嗅ぎながら大きく深呼吸。
コーヒーインストラクターの賞状と一緒にギターが飾られています。
最初にお邪魔したときには、思わず「ほう」っと小さな声がでて、あれ?ここ本当に稲荷町?と思ってしまったほどです。
自家焙煎のコーヒーをリーズナブルに
基本的には自家焙煎コーヒー豆のお店なのですが、カウンタースタイルの店内とテイクアウトでいただくことができます。
お値段はなんと…ホット、アイス共に180円!!
この物価高の時代に本格的なコーヒーがこのお値段。
びっくりしてしまいますよね。ご主人の企業努力に頭が下がります。
本日のコーヒーはグアテマラ。ホットコーヒーはオリジナルブレンドのⅠ。
日によって使用する豆が変わるそうです。
お昼時、食後のコーヒーを求めるオフィスワーカーさんで行列になっているのをよくお見掛けしますが、毎日本格的なコーヒー豆の飲み比べができるからなんですね。
ホットコーヒーとアイスコーヒーのどちらにしようか、迷いに迷って今回はアイスコーヒーをチョイス。
カップにはロゴなどなくシンプル。この無骨さがお店の雰囲気と相まってまた良き、です。
それではさっそくいただきます。
酸味とコクのバランスが素晴らしい…。私は酸味強すぎるコーヒーが得意ではないのですが、こちらはトゲトゲしないまろやかな酸味なので、とてもおいしくいただけます。
そしてなんと言ってもコーヒーの甘みを感じる!お砂糖やミルクを入れずに、コーヒーそのもののおいしさを感じることができました。
お土産にコーヒー豆を買って帰ろう!
さて、あまりにもおいしいコーヒーだったので、今日はお土産にコーヒー豆を買って帰ることにしました。
…というよりも、本当にこのお値段でよいの⁉ご主人!という驚きの価格で世界各国のコーヒー豆が並んでいたので、買わずにはいられなかった、というのが本音です。
ラインナップはこんな感じ。
お店のオリジナルブレンドⅡ、Ⅲ、Ⅳ、ケニア、グアテマラ、エチオピア。
これだけあれば好みの豆に出会えますね。
どのコーヒー豆を選んでよいかわからない方はご主人に聞いてみるととても親切に教えていただけます。
コーヒー豆のお値段は自家焙煎なのに驚きの550円/200gから。
もちろんお好みの挽き加減でお願いできます。今日はミディアムローストのお豆をチョイス。ペーパーフィルター用にお願いしました。
お支払いはキャッシュレス決済可能。ありがたいですね。
豆を入れる袋もシンプル。やはり挽きたてはとても良い香りがします。
自宅に帰ってさっそくいただいてみましたが、ドリップすると豆がもこもこきれいに膨らんで…やっぱり新鮮なコーヒー豆は違うなあと思いました。
お手軽なコンビニのコーヒーも、チェーン店のコーヒーもどちらも良いし、十分おいしいのですが、たまには自家焙煎の本格コーヒーをいただくのも良いなあとしみじみ感じるお店です。
お店をでた後に、少しだけ心が豊かになりますね。
コーヒー好きな方はもちろん、豆選び初心者の方にもぜひお勧めしたいお店です。
稲荷町珈琲
住所:東京都台東区東上野5-4-3
アクセス:東京メトロ銀座線「稲荷町」より徒歩約1分
連絡先:03-6231-6538
定休日:水曜日
営業時間:8:30-19:00(土日祝は11:00-17:00)
駐車場の有無:無