「浅草」「グルメ」とSNSで検索していたら、気になるお店を発見!
フライドポテト?いいえ、ベルギー料理の「フリッツ」です。
フリッツとは、太めに切ったじゃがいもを二度揚げしたベルギーの国民食。マヨネーズを添えて楽しむのが本場ならではのスタイルです。
揚げたてのフリッツとベルギービールを味わっていると、ここが浅草ということを忘れてしまいます。
食べ歩きはもちろん、店内のカウンターで一息つける雰囲気の良いお店。
今回は、ベルギーの本格的なフリッツが味わえる「Frites Bruges(フリッツ・ブルージュ)」をご紹介します。
浅草雷門すぐ!食通街にある本格フリッツ専門店

お店があるのは浅草の「食通街」で、雷門から徒歩約3分の場所です。
昔ながらのお店が集まる、どこかほっとする雰囲気。

私が訪れたのは、日曜日の昼過ぎです。
Frites Brugesの店頭には、外国人観光客、着物姿の女性客、カップルなど、さまざまなお客さんが並んでいました。
「やっぱり人気店なんだ!」と、期待が高まります。
この日はテイクアウトのお客さんが多く、店内に空きがあったので、イートインできました。

店内はカウンター席のみで10席ほどです。
ベルギーの国民食「フリッツ」とは?

ベルギーの国民食とも言える「フリッツ」には、サイズや製法に決まったルールがあります。
1辺の長さが10mm〜14mmであること、2度揚げをすることなど。Frites Brugesでは、このルールに忠実にこだわった「フリッツ」を提供しています。
厳選した国産じゃがいもを使用し、店内でカットしたものをそのままフライにするので、じゃがいも本来のおいしさを味わうことができます。2021年の開業以来、ベルギーからの旅行者も訪れ、「まさに本場の味!」とよろこばれることも多いそう。
フリッツにはマヨネーズ!ベルギースタイルを楽しむ

オーダーは簡単です。サイズを選んで、必要に応じてディップを選びます。
ディップは14種類、さらにチーズやバターなどのトッピングもあります。人気のディップは、アイオリマヨ、明太マヨ、黒トリュフ&マッシュルームだそうです。
「ケチャップじゃなくてマヨネーズ?」と思う方もいるかもしれませんが、ベルギースタイルはマヨネーズが定番!ベルギーのマヨネーズは、日本のものよりも酸味が弱くさっぱりしています。

そして、ベルギーといえばビール!フリッツと一緒にベルギービールも楽しめます。
外カリッ!中ホクホク!フリッツとビールで味わうベルギー文化

今回私が選んだのは、TALLサイズのフリッツです。
3種類あるサイズの中で1番小さいものですが、入れ物いっぱいにポテトが盛られています。その上にかかったベルギーマヨ(アンダルースソース)もたっぷり。
たしかにこのポテト、結構太いです!
熱々の状態で1本食べてみると、カリッとした食感、そして中はホクホク。じゃがいもがおいしい!

もう1種類、黒トリュフ&マッシュルームソースは香りが良くて上品な味わい!

そして、ベルギービールの「ヒューガルデン・ホワイト」もいただきました。フルーティーで飲みやすい爽やかなビールです。もちろんフリッツにぴったり!
気づけばカウンターは満席。周りのお客さんも昼飲みしながらフリッツを楽しんでおり、ここが浅草であることを忘れるひとときでした。
ベルギーのフリッツを日本で広めるために進化し続ける

こちらは、フランス北部で開催されたフリッツの世界大会に出場した時の参加証だそうです。
お店の創業者で社長のポテトマン山下さんは、ベルギーのフリッツに惚れ込み、本場の味を忠実に再現するために研究を重ね、今もフリッツを進化をさせ続けています。
世界大会に同行した店長さんは、「社長の食への興味と知識は変態レベルです!」と、うれしそうに語られていました。
「浅草は古くから続くお店と新しい文化が混ざり合う街。時代の変化に淘汰されないように、店も変化していく必要があります。それでも変わらずに、本気でおいしいものを届けたい。ベルギーのフリッツ文化を日本で広げていきたいですね。」
そんな店長さん自身も、実は元々このお店の常連さん。好きだからこそ、今は仲間として社長を支えているんですね!聞けば聞くほど、このお店が愛されている理由が伝わってきました。
次来た時はどのディップにしようかな?

メニューを見ると、気になるディップがまだまだあります。
特にサムライソース!
列に並んでいた時に、「サムライソースって和風なのかな?」という会話が聞こえてきました。
それを思い出したので店長さんに聞いてみたところ、「これはベルギー生まれのソースなんです!ハリッサ(唐辛子)とレモンがベースのスパイシーな味です。」とのこと。
日本とベルギーの不思議な繋がりを知り、サムライソースに興味がわきました!すでに再訪することが楽しみです。
浅草で本場のフリッツが食べられる。しかもベルギー人も絶賛の味。
ぜひポテト片手に浅草散策を楽しんでみてはいかがでしょう。
Frites Bruges(フリッツ・ブルージュ)
住所:東京都台東区浅草1-14-1
アクセス:都営浅草線、地下鉄銀座線「浅草駅」から徒歩約7分
地下鉄銀座線「田原町駅」から徒歩約3分
営業時間:日曜日〜木曜日 11:30-18:00
金曜日〜土曜日 11:30-20:00
定休日:第三水曜定休





















