乗り物好きなら要チェック!浅草にあるミニケーブルカー「さくらレール」

都内の乗り物好きなら、外せない乗り物があります。
電車でもバスでも船でもないその乗り物…なんだと思いますか??実は「ケーブルカー」です。

ケーブルカーって、山登りで使うイメージがありますよね。そのケーブルカーが都心、しかも浅草にあるんです。

「さくらレール」があるのは、以前こちらでもご紹介した「待乳山聖天」。
東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリー線浅草駅から隅田公園を南千住方面に徒歩約10分。車で向かう方は首都高駒形ICが便利です。

鳥居があるのが本堂側、裏手には駐車場と信徒会館があります。駐車場から本堂まで伸びているのが都内で2つしかないケーブルカー、「さくらレール」です。

駐車場から境内までケーブルカーで約1分。その名も「さくらレール」

そのケーブルカーの名前は、「さくらレール」。
正式にはケーブルカーではなく、『スロープカー』。専門的には『斜面走行モノレール(跨座式モノレール)』、というそうです。

急な坂道や階段がある施設や寺社仏閣などにあるバリアフリー対策の一つで、都内ではこの「さくらレール」ともう1つ(北区飛鳥山公園のあすかパークレール)のみとなっているそうです。
レアですね…ますます乗りたくなってしまいますね!

乗り物好きには、もちろん魅力的。また、この「さくらレール」は「待乳山聖天」を参拝される方にとって大変貴重なバリアフリー施設にもなっています。
「さくらレール」のある「待乳山聖天」は、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)」で、商売繁盛や夫婦円満などのご利益があるとされています。浅草名所七福神のうちの一つで、七福神の「毘沙門天(びしゃもんてん)」も祀られていることもあり、地元の方はもちろん、観光の方も多く参拝されるそうです。

寺社仏閣の中を移動するときには、どうしても足元が不安定になりやすいかと思いますが、「さくらレール」を使えばどなたでもスムーズに本堂までお参り可能です。足腰に不安がある方だけではなく、ベビーカー使用の子育て世代、三世代でのお参りなど、様々なシーンで活用できそうですね。
参拝のハードルを下げてくれる心遣い、大変ありがたいなあと感じます。

子ども大喜び!本格的なケーブルカー

さて、私は今回、乗り物大好きな息子と一緒にお邪魔しました。メインは参拝…というよりも、むしろこの「さくらレール」に乗車すること!です(笑) 我が家のちびっこ乗り鉄さん、わくわくどきどきして大騒ぎです。

乗車用のホームには、何ときちんとホームドアが付いています!!安全対策もばっちり!

乗車は無料!
利用可能時間は7時〜16時30分。
参拝可能時間は6時30分からですので、多少ずれがあります。注意が必要です。

それでは早速乗ってみましょう!!

社内はベージュ色でとてもきれいです。定員は4名。ちゃんと座席もあります!
窓も広くて外がよく見えます。展望列車みたいでわくわくします!!

車内にある行き先ボタンを押すと発進します。

まるでエレベーターみたいです。

ではでは・・・出発進行―!!
なんて良い景色なんでしょう。
緑が目に鮮やかです。

ウィーン…という音とともに駐車場を出発しました。
こちらの「さくらレール」、レール長18m、最大斜度26度を毎分25mというスピードで上るそうです。
む、難しいですが…一言でいうと「あっという間」に到着します。

駅(本堂)に到着。

我が家の乗り鉄くんは、だいぶ満足した様子。「電車乗った!」と大興奮。

「さくらレール」に乗って誰でも安全に参拝しよう

本日もこちらでお下がり大根を頂いてお参りします。

駐車場から境内まで、「さくらレール」を使えばあっという間でした。
定員4名の「さくらレール」ですので、タイミングによっては少し待つかもしれません。階段を使ったほうが早い場合もあるかもしれませんが、ベビーカーでも足腰に不安がある方でも、だれでも参拝できるこの「さくらレール」。とてもありがたいですね。
乗り物好きがいるご家族は、ぜひこの「さくらレール」を使って「待乳山聖天」を参拝してみてはいかがでしょうか。

さくらレール(待乳山聖天)
住所:東京都台東区浅草7-4-1
アクセス:東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩約10分
連絡先:03-3874-2030
営業日:無休
営業時間:7:00~16:30
駐車場の有無:有(要事前問い合わせ)

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。