数多くある浅草土産。
生まれも育ちも台東区の私ですら、何が浅草土産No.1なのか悩んでしまいます。甘いものもしょっぱいものもよりどりみどりですが、あえて選ぶならこれ！というのを今回はご紹介させて頂きます。
私が選ぶ個人的No.1浅草土産…それは…「おいもやさん興伸」の「大学芋」です！
地元の友人知人もこの大学芋が大好きで、地元民が自分のために選ぶ浅草土産…という感じかもしれませんね。
なぜ浅草でさつまいもなのか
年間観光客2000万人ほどの超観光名所浅草。雷門、浅草寺、スカイツリーなど観光名所に事欠きません。そんな浅草に一度でも来たことがある方は、もしかしたら気が付いたかもしれませんが、浅草って「さつまいも」を使ったスイーツ店がとても多いのです！
その理由には諸説あるようですが、さつまいもの産地・埼玉県川越から船で隅田川を下って大量に運搬していたことに由来する、との説が濃厚です。
芋問屋ができて大量のサツマイモが扱われるようになった…ということですね。
最盛期には約７０軒もの芋問屋が、ここ浅草にあったそうです
確かに川越はさつまいもの産地で有名ですが、浅草と関わりがあったとは驚きですね。
スカイツリーがきれいに見える隅田川、改めて歴史を感じます。
日本で一番古いさつまいも問屋の「おいもやさん興伸」
数あるさつまいもスイーツのお店で、私が一番にお勧めしたいのが、おいもやさん興伸の大学芋です。
もともと創業者が埼玉県川越でさつまいも農家を営んでいて、明治９年（１８７６年）甘藷（さつま芋）専門問屋として初代・齊藤小平次氏により浅草駒形で開業、「川越から来た小平次」という事から「川小商店」とされたそうです。確かに駒形にもお店がありますね。
浅草には５店舗、浅草以外にも巣鴨や東京駅などに３店舗あるそうです。
浅草の中心地から少し離れたところに、なんでお店が…と思ったことがありましたが由来があったんだなあと思うと趣深いです。
この日は、浅草伝法院東通店にお伺いしました。
食べなきゃ損！おいしい大学芋
朝いちばんにお伺いしましたが、すでにお客様がいらっしゃいました。
お店横にはメニューが飾ってあります。
正面に移動してショーケースを見ると、たくさんのさつまいもスイーツが…キラキラと光っています！！
さつまいもの宝石箱やぁ～！
私が大好きな大学芋に
マフィンや干し芋
スイートポテトまで
食べ歩き用にカップ入りの大学芋も準備されています。
小腹がすいたときの食べ歩きスイーツにも、ちょっとだけお土産にしたいときにも良いですね！
この日は定番の「みやび」をお土産に購入。
おいもやさん興伸の大学芋はその時期の旬のサツマイモを調理して揚げたてを提供しています。
さつまいもは、ひとつひとつ面取りされており、つやつやきらきらとしていてとてもきれい。
大学芋を自宅で作ったことがある方はわかるかもしれませんが、さつまいもってすぐ焦げてしまって、こんなにきれいに揚がることはめったにありません！熟練の職人さんが丁寧に大学芋を作られている姿が想像できます。
出来立ての大学芋を購入すると、その場で甘い蜜をたっぷり…本当にたっぷりとかけてくれます。そして仕上げに黒ゴマをひとふりパラり。
表面の蜜のトロっとした感じがたまりません…！
賞味期限は３日（夏場は２日）との事です。
自宅に持ち帰り冷やして頂くことにしました。おいもやさん興伸の大学芋は冷やしても固くならずとっても美味しいんです！
噛めば外のサクサク感、中のほくほく感、冷たい優しい甘みの中にゴマのアクセントを感じて、まさに至福…もう一つ、あと少しだけ…とあっという間に家族で食べきってしまいました。
自分のために買いたい浅草土産No1！「おいもやさん興伸」の大学芋
というわけで、私の個人的No1浅草土産のご紹介でした。超有名俳優さんがこちらの大学芋が大好きだ、というポスターがお店に貼られていて、私も勝手に嬉しくなってしまいました。
おいもやさん興伸 浅草伝法院東通店さんでのお支払いは、現金のみとなっています。
普段キャッシュレスでお買い物をされている方は現金をご準備下さいね。
ちなみに…現金をお渡しするときに気が付きましたが、こんなところにもさつまいもが…
現金をお渡しするお皿にもさつまいも。
とってもほっこり。最後までさつまいも愛にあふれたおいもやさん興伸さんでした！
おいもやさん興伸 浅草伝法院東通店
住所：東京都台東区浅草1-36-6
アクセス：東京メトロ銀座線「浅草駅」より徒歩約３分
連絡先：03-3843-3886
営業日：無休
営業時間：8:00～20:00（季節により変動あり）
駐車場の有無：無
