熊野前駅から徒歩3分 「レストラン山惣」でゴロゴロ肉のビーフシチューを堪能

もんじゃ焼き、定食店、居酒屋など「和」の飲食店のイメージが強い下町の荒川区で、長年愛されている本格的な洋食レストランがあるのをご存知ですか?

昭和28年創業の老舗「レストラン山惣」です。雑誌などメディアに取り上げられることも多い有名店。
今回は本格的な洋食ランチを楽しんできました。

下町にある老舗洋食店はヨーロッパ風

都電荒川線と日暮里・舎人ライナーが通る「熊野前駅」。

駅を出てから歩いておよそ3分の場所にお店はあります。歩いていると分かりますが、「住宅地の真ん中なので向かう途中にこんなところにレストランがあるの?」と思ってしまうかもしれません。

そんな場所に突如現れるヨーロピアンスタイルの外観が「レストラン山惣」です。
荒川や隅田川からも程近く、尾久の原公園という大きな公園も近くにあり、緑も豊かな場所柄です。

お昼時に伺うと店先には「満席」の文字が。人気の高さがうかがえます。

木製の扉を開くと「からんからん」と本格的なベルの音が鳴り、客の来訪を告げてくれます。

ワインレッドのテーブルクロス、木製のデザイン性のあるイス、それとシックな調度品がところどころ配置されていて高級感のある内装。

写真はラストオーダーが終わった後、お客さんが少なくなったところで撮影させてもらいました。

ランチメニューはお得なセットもあり

ランチメニューは料理にスープなどがついてきます。
コーヒーや紅茶がお得に注文できるセットドリンクも用意されています。

ハンバーグが一押しのようですね。
デミグラスソースと和風おろしの2種類のハンバーグ、そしてメンチカツとも迷いましたが、今回はビジュアルも美しいビーフシチューに一目ぼれしたのでこちらを注文しました。

今回は贅沢ランチを試みるため瓶ビールもあわせて注文。銘柄はサッポロ黒ラベル。洋食屋さんやとんかつ屋さんはキリン一番搾り、もしくはこのサッポロ黒ラベルを置いているところが多い印象があります。

贅沢ランチはビールとサラダで始動

まずはビールがテーブルに到着。グラスにビールを注いでとりあえず乾杯。ほどなくしてランチセットについてくるスープと追加で注文したミニサラダがやってきました。

サッポロ黒ラベルの中瓶は700円。ミニサラダは300円。

スープはカップに入ったコーンスープで、トロッとしていて濃厚な味。

サラダはキャベツがメインで、ほかに人参、赤キャベツ、焦がしオニオン、そしてお店名物の酢キャベツなどが入っていました。
ドレッシングは目にも鮮やかなオレンジ色のビネガータイプ。酢キャベツは酢を使ったお店の名物の一品ということで、アラカルトのメニューにも単体で採用されています。

オリジナル酢キャベツという名前がついていますが、酸味は控えめでまろやかな口当たり。お酒のおつまみや前菜にピッタリ。

濃厚なデミグラスのビーフシチュー

数分後、お待ちかねのビーフシチューが登場。

ゴロゴロのブロック肉が入った存在感のある一皿です。シチューのソースは濃厚なデミグラスで赤ワインやトマトの酸味も感じられ食べやすい味。
牛肉は大きめにカットされています。ほろほろとした食感でやわらかく、脂身と赤身のバランスも良いビーフです。
付け合わせはパプリカ、ブロッコリーの温野菜とニンジンのグラッセなど。

ランチのセットではライスかパンをチョイスできます。
今回はライスを注文。少し残ったライスをシチューの器に投入して、最後はシチュー風味ご飯に。余すところなく料理を堪能させてもらいました。

ビーフシチューはスープとライスがついて2500円です。

箸袋にもこだわりが

お店の箸袋には、かわいらしいコックさんのイラストが印刷されています。こんなところにもこだわりが見て取れます。

食事の後にシェフにお話をうかがうと、リピーターのお客さんが多いとのこと。そして近所だけでなく、遠方からの来客も多いのだそう。そんな人気もなるほど納得の料理を味わうことができました。

おすすめのお店ですのでぜひ訪れてみてください。

レストラン 山惣
住所:東京都荒川区東尾久8-20-2
アクセス:東京さくらトラム(都電荒川線)、日暮里・舎人ライナー「熊野前駅」から徒歩約3分
TEL:03-3894-4514
営業時間:11:30-14:30(ラストオーダー13:45)
17:00-21:00(ラストオーダー20:00)
定休日:毎週月曜日、祝日の場合は火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。