突然ですが、みなさんお酒は好きですか?
私はお酒が大好きです。
ビールやワイン、ウイスキーなどさまざまなお酒がありますが、1番好きなのは日本酒です。
日本酒(地酒)を知ると、その地域の歴史や文化を知るきっかけになりますよね。
必ずその土地の地酒をいただいたり、酒蔵で蔵元さんとの会話を楽しみながらお酒を購入したりと、日本酒の楽しみかたは本当にたくさんあります。
また、お店で飲む際には、近くに居合わせた人たちとお話ししながら飲むのもお酒も魅力の1つです。天気がよい日は外で立ち飲みも最高ですよね。
今回は、私が好きな飲み方がすべてかなうお店「越後屋酒店」へ行ってみました!
谷中ぎんざの魅力
谷中(やなか)ぎんざは昭和20年ころに生まれた、約50店舗以上ものお店が連なる下町情緒あふれるレトロな商店街です。その光景はまるで昭和にタイムスリップしたかのようです。
谷中ぎんざは台東区谷中と荒川区西日暮里のちょうど境目にあります。
JR各線・京成線・都営線「日暮里駅」と、東京メトロ「千駄木駅」の間に位置し、いずれの駅からも徒歩約5分ほどでアクセスできるので、観光客にも人気のスポットです。
江戸時代から続く寺町として発展してきたこのエリアには、個性豊かなお店がたくさんあります。老舗のおせんべい屋さんや飴屋さん、名物店長がいる料理店などがあり、食べ歩きのまちとしても有名です。
ねこのまちとしても有名
実は、谷中はねこの街としても有名です。
本物のねこちゃんがたくさんいるだけではなく、ねこのオブジェや雑貨もたくさんあります。なかにはねこのしっぽの形をしたドーナツもありました。
ちなみに、谷中銀座には「せんちゃん」という公式キャラクターがいます。
2015年9月25日、300を超える公募の中から一般投票して選ばれた、ねこちゃんだそうです。
屋根の上の白いねこちゃんが目印の「越後屋酒店」
越後屋酒店は明治37年創業の、昔から変わらない「まちの酒屋さん」です。
店内では、全国各地の蔵元から直接仕入れた希少な日本酒や焼酎、ワインを販売していますが、店頭でも角打ちを楽しめます。
この日は天気もよく、夕方でも少し暑さを感じる気温だったせいか、多くの人が店頭で角打ちをしており、あっという間に満席になりました。
さっそく、私も一杯いただきます。
商店街で購入したお惣菜と一緒にお酒をいただく
店頭の角打ちスペースは、お酒のケースをテーブルにして飲むスタイルです。
周りのお客さんを見ていると、何か食べている人が多くいます。
しかし、メニューにはおつまみはありません。
店員さんにたずねたところ、商店街で購入したお惣菜を持ち込んでいるそうです。
私も一度席を離れ「手作りおかずトーホー」さんでからあげを買いました。
また、商店街のほかのお店に越後屋酒店さんのお酒を持ち込んで飲んでもよいらしく、何通りもの楽しみ方がありますね。
今回いただいたのは、「磯蔵酒造有限会社(茨城県)」の「稲里」です。
お米の味をしっかりと感じつつも後味はキリッと飲みやすく、からあげとの相性もバツグンです。
からあげも大きなサイズのものが5個も入っており、大満足でした。どこかなつかしい、家庭の味がしました。
夕やけだんだんからの景色も必見
帰るころにはすっかり暗くなってしまいましたが、谷中ぎんざの入り口は「夕やけだんだん」と呼ばれる夕日の名所でもあります。
下町の郷愁漂う景色は、夜もすてきでした。
フォトジェニックでありながらも、レトロでなつかしさを感じます。
「東京にもこんなにすばらしい街があるんだ」と改めて実感できました。
みなさんもぜひ、谷中ぎんざで食べ歩きを楽しんでくださいね。
越後屋酒店
住所:東京都台東区谷中3-13‐2
交通:JR山手線、京浜東北線「日暮里駅」徒歩約6分
連絡先:03-3821-0983
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日
駐車場の有無:なし