浅草で、ふと足を止めてしまうような昔ながらの風景に出会いました。
観光地としてにぎわう浅草には新しいお店も増えていますが、今回訪れたのは、そんな流れとはどこか一線を画す存在。70年以上この場所で営業を続けてきた、「三島屋」です。
外からでも伝わる、下町のやさしい空気感

お店があるのは、つくばエクスプレス浅草駅から徒歩約9分の場所です。
お店の外から中の様子がよく見えるつくりで、初めてでも入りやすい安心感があります。

「今川焼」とのれんがかかるこちらの窓からは、お持ち帰りの注文もできます。鉄板の前で手際よく調理する様子が伺えます。
70年以上続く地元で愛されるお店

店内はテーブル席が4卓ほどとカウンター席。
壁には年季の入った掲示物や、浅草のイベントポスターが貼られていて、どこか懐かしい空気が流れています。
気取らず、飾らず、でもちゃんとおいしい。そして誰でも気軽に入れる空気感。
「昔よく来ていたんだよ」と話すお客さんが、今でも足を運んでいるそうで、そんな光景が自然と生まれていることが、このお店の価値を物語っています。
「ここはどこ?今はいつ?」と思う価格のメニュー

メニューは壁に飾られています。これを見た瞬間に思わず「えっ!」と声が出ました。
並んでいるのは、今川焼90円、たこ焼き350円、お好み焼き300円、焼きそば300円…。
その価格を見て、「ここはどこ?今はいつ?」と一瞬、時代が巻き戻ったような感覚に。思わず二度見してしまうほどの安さです。

そしてドリンクの提供方法は、店内の冷蔵庫から自分で飲み物を取り出すセルフサービス方式になっていて、まるで仲の良い友人の家に遊びに来たかのような気軽さがあります。
お会計の時に自己申告しました。
初めてでもどこか親しみやすい、この絶妙な距離感もお店が長く愛されている理由だと思いました。
もちもち焼きそば&大きなお好み焼きを実食

この日は友人と、浅草のお店をいくつか巡って、はしご酒をしていました。その途中で立ち寄り、軽く食べるつもりで注文したのは、焼きそばとお好み焼き、そして缶チューハイ。
私だけお酒を飲んだのですが、それでもお会計はふたりで1,000円以下。驚きのコストパフォーマンスです。

焼きそばは、もちもちとした麺が印象的。シンプルながらも味付けはしっかりしていて、どこか懐かしさを感じるおいしさです。

お好み焼きは、想像以上に大きくボリューム満点。外は香ばしく、中はふんわりとした仕上がりで、満足感の高い一品でした。
常連さんの「そばもんじゃ」と気になる今川焼

私たちの後に来店したお客さんは、慣れた様子で冷蔵庫から飲み物を取り出し、世間話をしながらオーダーを済ませていました。
しばらくすると、ステーキ皿のような鉄板にのせられた料理が登場。気になって、思わず店員さんに聞いてみました。
「あれは、そばもんじゃですね。」
どうやら、完成したもんじゃが鉄板にのって提供されるスタイルのようです。一般的なもんじゃとは少し違う見た目が印象的で、次回はぜひ食べてみたいと思いました。
そして、お店の看板メニューはやはり今川焼。今回はお腹の都合で食べられませんでしたが、多くのお客さんが注文している様子から、その人気の高さが伝わってきました。

みつ豆(250円)、あんみつ(300円)といった、甘味類も気になります。かき氷も一年中提供しているそう。
浅草には、華やかな観光地としての一面だけでなく、日常に寄り添うような温かさがあります。このお店には、まるで昔のアニメで見たような、どこか懐かしい下町の風景がありました。
こんなお店が、今も変わらず残っていることがうれしいです。
浅草を訪れたときには、ぜひ立ち寄ってみてほしいです。きっと、気取らないおいしさと、心がほっとする時間に出会えるはずです。
三島屋
住所:東京都台東区千束3-4-9
アクセス:つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩約9分
地下鉄日比谷線「入谷駅」から徒歩約11分
営業時間:平日12:00-18:00
土日祝12:00-20:00
TEL:03-3872-4443
定休日:水曜日、木曜日





















