私は御朱印集めが趣味で子供と一緒に自転車で公園巡りをするのが日課です。そんなある日、ステキな神社を発見しました。
東京都荒川区にある「素盞雄神社(すさのおじんじゃ)」 です。何度訪れても飽きない魅力をご紹介します!
駅から少し離れた大きな神社

素盞雄神社は、都心にありながら自然豊かで広々とした境内を持つ神社です。
境内には緑があふれ、小さな池もあり、心落ち着く空間が広がっています。子供と一緒に散策するのにもぴったりで都会の喧騒を忘れさせてくれる場所です。

また、手水舎のお水は地下140mから汲み上げたもので、手を洗うと清らかな気持ちになります。参拝前のお清めにぴったりですね。
御祭神

素盞雄神社の御祭神は、
素盞雄大神(すさのおのだいじん):天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神で、ヤマタノオロチを退治したことで知られる勇敢な神様。
飛鳥大神(あすかだいじん):大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子で、別名 一言主神(ひとことぬしのかみ)。善悪を一言で判断する知恵の神であり、現在では、えびす様としても信仰されています。
ご利益は厄除けや商売繁盛 。ビジネスの成功を願う方や厄を払いたい方に参拝をおすすめします。また勝負にも強い神様なので、試合や受験で勝ちたい方にもおすすめです。
珍しい親子の狛犬

神社の正門には親子の狛犬が鎮座しています。
通常の狛犬は一対(阿吽)で置かれていますが、ここでは子狛犬がいるのが特徴。小さな狛犬が可愛らしく、訪れる人々の心を和ませてくれます。
小さな池にいる生き物たち

小さな橋のかかった池もあります。

池の中には鯉だけでなくカエルもいます。カエルは大きめでプカプカと浮かんでいる姿がとてもおもしろくて、子供も興味津々で観察していました。
松尾芭蕉がこんなところに

橋を渡ると、なにやら石碑があります。よく見ると松尾芭蕉の絵です!
こんなところに松尾芭蕉が描かれていることに驚きました。
実は素盞雄神社のある千住は、松尾芭蕉が奥の細道の旅へ出発した地点として有名。
奥の細道には「千じゅと云所にて船をあがれば前途三千里のおもひ胸にふさがりて幻のちまたに離別の泪をそゝぐ」と記されており、彼の旅立ちの思いが詰まった場所でもあります。
その時に芭蕉が詠んだ「行く春や鳥啼き魚の目は泪」の矢立初めの句碑(松尾芭蕉の碑)がこの石碑になります。

また、松尾芭蕉の笠や杖が置かれていて、まるで芭蕉になりきった気分で写真を撮ることもできます。芭蕉ファンにはたまらないスポットですね。
御朱印もおすすめ

社務所の前には、お守りやお札の見本が展示されており、その種類の多さに目移りしてしまいます。「あのご利益も、このご利益も…!」とつい欲張ってしまいそうです。
ちなみに私は勝守りをいただきました。何事にも勝って道を進んでいきたいです。

また御朱印は、普通の御朱印と松尾芭蕉の御朱印もあります。
(画像は去年参拝した時のもの)
御朱印代は300円ですが、松尾芭蕉の御朱印はお気持ち次第でした。

さらに、松尾芭蕉ファン向けに参拝記念のしおりも用意されているので、記念にいただいてみるのもおすすめです。
素盞雄神社は都心にありながら、自然と歴史を感じられる神社です。
厄除けや商売繁盛のご利益を求める方、歴史に触れたい方、自然に癒されたい方、どんな人にもおすすめできる場所なので、ぜひ訪れてみてください。
素盞雄神社
住所: 東京都荒川区南千住6-60-1
アクセス:東京メトロ日比谷線・JR常磐線・つくばエクスプレス「南千住駅」から徒歩8分
京成線「千住大橋駅」から徒歩8分
都バス草43「千住大橋停留所」から徒歩1分
都電荒川線「三ノ輪橋」から徒歩10分
TEL:03-3891-8281
営業時間:9:00-18:00
定休日:なし
駐車場:あり